現況の獣医学部から毎年1000人近い卒業生が社会に出てくる。
彼らが農水省、厚労省の家畜関連の部署に就職したり、民間では動物病院に
レジデントとして就職したり、親の跡を継いだりするがそれでも就職範囲は
それほど広くない。だから今現在で充分間に合ってるという関係業界の言い分は
正しいのだ。加計学園が新たに学生を増やす要件はほとんど無いのが現状。
これは学園ビジネスの問題であり、日本の4州の内、四国だけに学部がないことに
目を付け、そこに設置することに意義を見出せばこの愛媛県知事のような人が
賛同して協力してくれる。卒業生は愛媛県にも、四国にも就職する保証はないのに。
必要だからという論理と、マクロ的な判断では結果は見えている。
しかし首相が口利きして人事で脅せば簡単に通ることを黙認すれば法治国家を否定することになる。
議会は何のためにあるのかという・・・