>>89
大野川水系の玉来川や稲葉川は、
1982年(昭和57年)の昭和57年7月豪雨(竹田水害)や1990年(平成2年)7月の梅雨前線による豪雨(豊肥水害)[1]等で氾濫を繰り返し、
流域にあたる竹田市はたびたび水害に見舞われた。
そこで、1990年(平成2年)の豊肥水害を契機として、1991年(平成3年)に竹田水害緊急治水ダム建設事業が採択され、
治水を目的として玉来川の本ダム及び稲葉川の稲葉ダムの建設が行われることになった。

しかし、稲葉ダムが2003年(平成15年)に着工し2010年(平成22年)に竣工したのに対して、

玉来ダムの建設は遅々として進まなかった。

ダムの位置及び形式が決定したのは2009年(平成21年)8月で、
2010年度(平成22年度)から詳細設計や用地測量等の本体工事の準備作業を開始する予定であったが、


民主党への政権交代後の2010年(平成22年)9月にダム事業の検証に係る検討の対象となり[2]、準備作業の開始が遅れることになった。