デマゴーグを信じるのはもう止めにすべきなのだ。

インフレ政策では需要増→雇用増→賃金増→消費増となるが、需要増と賃金増の間にはいつも物価上昇がある。

というか、売価を上げないと、同じだけ売っている職業には賃金増の手立てがない。
弁護士や医師は一日に診ることのできる相手に上限があるのだ。

だから物価上昇は不可避であり、これで緩和は失敗だーなんて言われたら反論を加えるしかない。

でも、物価高はデマゴーグに利用されやすい。
土井たか子はマドンナ議員を擁立し「必需品に恒久的公的扶助を」と言った。
→そんな財源はどこにもなかった

文藝春秋は清貧武士道を掲げ「株や土地を粉砕し値段を下げよう」と言った。
→清貧円高爺さんが無理やり30年近く堅持し、日本は衰退した

岡田克也は円高正当論を言い出し「イオンで韓国製品が安いじゃないか」と言った。
→国内失業者が「何で輸入品なんだよ!」と怒って民主党政権を崩壊させた

いつも「物価を下げろ」という主張は失敗で、
言った集団が無知扱いされて滅びるか、政策が成就して日本が破壊されるか、どちらかしか例がない。