7/17(月) 13:03配信

 1年間で余暇時間に何らかのスポーツを楽しんだ県民は5年前より6.6ポイント上昇したものの、56.0%にとどまり、前回調査に続き全国最下位だったことが、総務省の社会生活基本調査で分かった。全国平均と比べて12.8ポイント、トップの東京都に比べると19.7ポイントも低かった。青森県は5年間でプロバスケットボールチームが誕生し、2025年の国民体育大会開催地にも決まるなど、スポーツ熱は徐々に高まってきているものの、低空飛行が続いている。

 調査は5年ごとに実施。昨年10月を基準にした今回は10歳以上の全国約20万人(県内は約3500人)を対象に行った。

 青森県分をまとめた県統計分析課によると、スポーツの種類別では、最も多かったのが「ウオーキング・軽い体操」の34.3%で全国45位。最下位だった前回に比べ、8.0ポイント増えた。

 プロスポーツのある「バスケットボール」は4.9%で全国5位。8位だった前回に比べ0.9ポイント増えた。

 「ジョギング・マラソン」は10.2%で前回を1.5ポイント上回ったが、22位から32位に順位を落とした。

 「スキー・スノーボード」は前回より1.4ポイント下がり、5.0%。全国順位も14位から22位となり、東京都(8.3%)、埼玉県(6.4%)、愛知県(5.7%)、兵庫県(5.4%)など雪があまり降らない都県より低かった。

 スポーツ以外の生活行動では、学習・自己啓発・訓練(24.8%)が全国最下位。旅行・行楽(59.4%)が46位。ボランティア活動(22.4%)と趣味・娯楽(80.7%)は45位だった。趣味・娯楽ではカラオケ(22.9%)が46位だった一方、パチンコ(9.7%)は18位と上位だった。

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170717-17130303-webtoo-l02