道内各地で16日、短時間に降った激しい雨は、札幌と旭川などを結ぶJRで多くの運休や遅れを引き起こした。
札幌市や空知管内など各地で道路などが冠水し、1時間降水量が観測史上最大の50・5ミリを記録した小樽市では、家電量販店に雨水が流れ込む被害も発生。記録的な暑さから一転、連休中日の道内で大雨が猛威を振るった。

小樽市では午前11時31分までの1時間に50・5ミリの雨が降った。小樽市消防本部によると、小樽運河に近い観光名所の堺町通りや勝納町などで道路が冠水した。
ケーズデンキ小樽店は午前11時ごろ、冠水した市道から水が流れ込んだため、臨時休業して従業員が水をかき出す作業に追われた。久下仁店長(42)は「商品を高い位置に移動させたが、倉庫の冷蔵庫などが水に漬かった」と肩を落とした。

旭川市では最大1時間降水量が48・5ミリを記録。7月として64年ぶりとなる降水量で、JRの特急27本が運休した。

浸水した店内で水をかき出す作業に追われる従業員=16日午後2時45分、ケーズデンキ小樽店
http://dd.hokkaido-np.co.jp/news/society/society/images/2017/07/17/M17071747547/82d5322acfafe7a6bcc7028f3d46ff73.jpg

配信 07/17 07:00
どうしんウェブ
http://dd.hokkaido-np.co.jp/news/society/society/1-0421770.html