大昔の商売の話だけどさ

昔の旅商人みたいのって仕入れた商品を
同じ地域では売らないっていう暗黙の了解があったわけ
そりゃ、買った商品を近くで高値で販売したりしたら感じ悪いでしょ
中世なら商人にも資格が必要だったりするから
自由に商売することは出来ずに自然とそういう形になってたんだけどね

で、現在は自由に商売して良い時代になったから
隣の店の商品を買って自分の店で高額で販売したとしても
何の法律にも触れることはない
一応、買占めによって値段を吊り上げるとかは独占禁止法に引っ掛かる可能性もあるけど
転売程度でそんな法律と関わることはないし
転売は現在の法律的観点からすると一切問題の無い行為と言っていい


要するに、資本主義経済の仕組みの抜け道というか闇なんだよね
色んな意味で弱い店を食い物にして儲けを出すという単純な仕組みなわけで
この恩恵に与って好き放題やってきた会社なんて死ぬ程たくさんあるのに
末端の転売に文句言うってのはおかしいと思うんだよね
商社とか大手チェーンとかそっちの方がよほど悪どいことをしてるわけで
資本主義そのものの問題点を末端の転売だけを悪扱いして締め出そうとするのは
下らないとしか言いようがない
転売が小売に迷惑だから止めろ?
本当に小売が迷惑してるのは何かなんていうまでもないのに