日本獣医師会
平成27年度全国獣医師会事務・事業推進会議の開催

「3つの条件が付いています.つまり,新しい大学を
作りたいところが既存の獣医師養成機関でないという
構想が具体化すること,次に,獣医師が新たに
対応すべき分野の需要の要請があるということが
2つ目,かつ,16獣医学系大学においてそれに
対応できない場合ということが3つ目の条件と
なりますが,この獣医師養成の大学・学部の
新設の可能性はこの3つの条件によりほとんど
ゼロです.
16獣医学系大学で対応できない獣医師はいない
訳ですから,現存の獣医学系大学でこれらが
できるということは当然です.
石破担当大臣と相談をした結果,最終的に,
「既存の大学・学部で対応が困難な場合」という
文言を入れていただきました.
ただし,今後もこの問題は尾を引いてくると思います.
つまり,日本の最高権力者である内閣総理大臣が
作れと言えばできてしまう仕組みになっております
ので,こういう文言を無視して作ることは可能です.
内閣がもしこれを行うのであれば私たちは
現在の内閣に対して敵に回らざるを得ないのですが,
獣医師会としては抵抗勢力にはなりたくない,
抵抗勢力としてマスメディア等々で取り上げられ,
獣医師会は抵抗勢力である,訳の分からないことを
言っている団体だということになりますと,
世論の風当たりは強いものになります.