http://sp.kahoku.co.jp/tohokunews/201707/20170717_43041.html

 秋田県にかほ市出身の白瀬矗(のぶ)陸軍中尉(1861〜1946年)が日本人で初めて南極を探検をした際の記録映画「日本南極探検」(1912年)のデジタル復元版が8月、同市の白瀬南極探検隊記念館で上映される。東北では初上映。

 国内初の長編記録映画とされ、上映時間約46分。探検船内の様子や南極のペンギンやアザラシの生態、多くの国民が帰国した白瀬らを迎える光景などが収められている。

 東京国立近代美術館フィルムセンターが個人所蔵の35ミリモノクロフィルムを借り受け、約2年かけて1こまずつ画像処理した。記念館の上映コーナーで常時流している映像は18分の16ミリフィルムで、画質は復元版より粗い。

 解説付きの上映会は5〜20日の土日曜日と祝日、午後1時半〜2時半。定員は各回40人で、7月18日から電話予約を受け付ける。展示コーナーでは8月5日〜9月末、復元版を常時流す。

 開館時間は午前9時〜午後5時(7月18日、8月28日以降の月曜日休館)。入館料300円(小中学生200円)。連絡先は記念館0184(38)3765。

2017年07月17日 月曜日