JR西日本は19日、山陽・九州両新幹線の客室内に、常時撮影する防犯カメラを2018年度から設置すると発表した。
JR西のN700系(8両編成)計19編成が対象で、20年の東京五輪までの完了を目指す。

防犯カメラは既にデッキで運用しているが、客室2カ所にも設けて乗客からの通報などに迅速に対応する。
常時録画するが、プライバシーにも配慮して映像データの活用は犯罪捜査などの目的に限る。

山陽新幹線の700系など24編成については車両更新時にカメラを設置した新車両を導入して対応する。

同社とJR東海が15年7月に発表した東海道・山陽両新幹線計136編成の客室カメラの設置は18年春の大型連休までに完了する見通し。

JR西の来島達夫社長は19日の定例記者会見で「15年6月に発生した東海道新幹線放火事件に起因する取り組み。車内の安全確保につなげたい」と説明した。(小西隆久)

配信 2017/7/19 20:16
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