小林よしのり
2017年07月19日 ブロゴス
蓮舫代表の記者会見に感動した

さて、民進党・蓮舫代表記者会見を最初から最後まで見た。
戸籍公開に疑問を持っていたが、この記者会見は凄かった。
まったく素晴らしかった!
わしは蓮舫を見直した。実に好感を持った。

蓮舫の父親は「元日本人」ではないか!
戦後は台湾の中で、蔡焜燦さんと同じ、「本省人」だから、国民党に好感を持つわけがない。

蓮舫の母親は「日本人」であり、すると蓮舫は「元日本人」と「日本人」の夫婦の子供ではないか!
産経新聞や、劣化保守どもは、台湾人の、しかも本省人(元日本人)を排外的に扱うなんて、
信じられない馬鹿だ。

産経新聞や自称保守系の雑誌では、李登輝を「元日本人」と共感を持って取り上げてるくせに、
蓮舫の父親を完全外国人と見做すなんて、日本人ではない!
産経新聞や「アゴラ」やネトウヨこそ、日本から叩き出すべき国辱野郎どもだ。

産経新聞の奥原とかいう奴は、「ネットでは三重国籍の噂がある」なんて言ってたが、恐るべき阿呆だ。
よく新聞記者なんかやれるな?

しかし、蓮舫の説明は凄かった。
自分のアイデンティティーが定まらぬモデル時代を、まだ未熟だったと言ったのも良かった。
誰だって未熟な時代があり、成長していくのだ。

安倍晋三があんなに見事に説明責任を果たしたことはない。
いや、説明責任を果たせるほど、日本語がうまく操れないのである。日本語が未熟なのだ。
だが、蓮舫は実に微細な点まで、日本語を操って説明してみせた。相当な能力である。

しかも、産経新聞やアゴラという、イジメ目当てのストーカーにすら、安倍首相のように「ああいう人たち」扱い
をしなかった。
ちゃんと誠実に応えていた。
大したものだ。わしは蓮舫を支持する。党首にふさわしい。