南スーダン国連平和維持活動(PKO)部隊の日報隠蔽問題で、陸上自衛隊側は防衛監察本部に提出した報告書に、稲田朋美防衛相が日報の電子データの非公表方針を了承したことなどを記載したが、
特別防衛監察結果の原案にこうした内容は一切盛り込まれていないことが20日、政府関係者への取材で分かった。

菅義偉官房長官は、制度上は特別防衛監察の対象外である稲田氏が了承した点も調査されるとの認識を示した。
防衛監察本部が今後、稲田氏の関与をどう認定するかが焦点になる。

防衛省は監察結果と関係者の処分を28日にも公表したい考えだが、調査の状況次第で、ずれ込む可能性もある。

配信 2017/7/20 21:51
共同通信
https://this.kiji.is/260719078078595074?c=39546741839462401
-----------------------------------------------------------------------
※関連ニュース
陸幕長「コメント控える」PKO日報の隠蔽問題(2017/7/20 21:07)
https://this.kiji.is/260738580743407097?c=39546741839462401

岡部俊哉陸上幕僚長は20日の定例会見で、南スーダン国連平和維持活動(PKO)部隊の日報の隠蔽問題について、
防衛監察本部が特別防衛監察を実施しているとして「コメントは控えたい」と繰り返した。
一方、同監察に期待することを問われ「事実をきちんと出してほしい」とも述べた。