中国企業が特撮テレビドラマ「ウルトラマン」シリーズのキャラクターを許諾を得ず利用した映像作品の製作を発表したとして、
円谷プロダクション(東京)は、「当社は一切関知しておらず、ウルトラマンブランドを著しく毀損きそんし、非難すべきものであり認められない」とする抗議声明を発表した。

同社によると、中国企業の「広州藍弧文化伝播有限公司」が10日、北京で映像作品「鋼鉄飛龍之再見奥特曼」(奥特曼はウルトラマンのこと)を製作すると発表した。
円谷プロは「ウルトラマンシリーズキャラクターの翻案・改変等の権利は当社のみに帰属しており、法的措置を含む断固とした措置をとる」としている。

中国企業側は、中国版ツイッターの微博ウェイボー上で、著作権の帰属に関する裁判書類などを公開。
「ウルトラマンの海外版の版権を持つ会社から許可を得ており合法だ」と主張している。

読売新聞の取材に対し、広報担当者は「我々は世界中のウルトラマンファンを尊重しており、最高の作品で恩返しする」と回答した。

中国企業が公開したウルトラマンの新作映画ポスター(中国版ツイッター「微博」の公式アカウントから
http://www.yomiuri.co.jp/photo/20170721/20170721-OYT1I50026-L.jpg

配信 2017年07月21日 13時11分
YOMIURI ONLINE
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