「五輪実績、学ぶ価値ある」 小池百合子都知事、ボリス・ジョンソン英外相と会談
2017.7.22 10:30
http://www.sankei.com/smp/tokyo2020/news/170722/tko1707220001-s1.html

 小池百合子知事は21日、前ロンドン市長のボリス・ジョンソン英外相と都庁で会談した。小池氏は、市長としてロンドン五輪を迎えたジョンソン氏に「実績は学ぶ価値がある」と指摘。
情報通信技術(ICT)を活用し場所にとらわれず仕事をする「テレワーク」の定着がロンドン五輪のレガシーになったことを参考に、「東京での働き方改革を進めている」と述べた。

 ジョンソン氏は、自らロンドンの地下鉄の館内放送を録音し、市民に五輪期間中に支障の出るような外出を控えるよう呼びかけたエピソードを紹介。「呼びかけが成功しすぎて、大会前半は観客が来なかった」と冗談交じりに振り返ると、小池氏の笑いを誘った。

 さらにジョンソン氏は「五輪開催が決まると国民は祝福するが、いろいろな問題が出て、開幕を迎えるころにはうまくいかないという雰囲気になる。
その後は、すべてうまくいきミスなど起こらないという状況に変わる」と自身の経験を交えたアドバイスを送った。

 また面会に先立ちジョンソン氏は、2020年東京五輪・パラリンピックのメダルへの再利用に向けて都が回収しているリサイクル金属のため、持参した携帯電話を提供した。