日本共産党の紙智子参院議員は26日までに、元日本軍「慰安婦」問題で国立公文書館が新たに内閣官房に提出した公文書19件182点を入手。

元日本軍「慰安婦」問題では、多くの市民、研究者によって膨大な関係資料が発見され、研究されています。
今回、内閣官房に提出されたのは、そのうち、東京裁判やBC級戦犯の裁判の記録の一部です。次のような記述があります。

「認識変えない」

 「本人の自由意思に反してキャンプから連れてきた婦女子を遊女屋に入れることを容認したと言うことは
婦女及び娘達は、自己の意思に反してスマランの遊女屋に入れられたものであり、(中略)彼女等は
如何なる条件の下にも遊女屋を出ることは許されず監禁され(中略)或は強姦或は悪待遇で売春を強制されたことが判明している」(バタビア裁判106号事件)

 「戦中の前後約四ケ年間に二百人位の婦女を慰安婦として奥山部隊の命により、バリ島に連れ込んだ」(バタビア裁判25号事件)

 これらは、日本政府も判決を受け入れている裁判の判決文などの記述です。