産経ニュース、2017.7.28 22:59更新
http://www.sankei.com/politics/news/170728/plt1707280054-n1.html

 民進党は28日の臨時執行役員会で、蓮舫代表の辞任に伴う党代表選を、9月上旬までに行う方針を決めた。党員・サポーターらも投票に参加する「党員参加型」を採用し、新代表を臨時党大会で選出する。新代表が決まるまで蓮舫氏が代表の職務を続ける。代表選は、前原誠司元外相と枝野幸男前幹事長が出馬の意思を固め、多数派工作に着手した。玉木雄一郎幹事長代理は出馬に必要な20人の推薦人集めが難航しており、前原、枝野両氏の一騎打ちとなる公算が大きい。

 前原氏は28日、旧民社党系グループを率いる高木義明元文部科学相と会い、立候補する考えを伝えた。みずから率いる前原グループ(凌雲会)の議員とも昼食をともにし、出席者からは「スピード感を持って出馬表明すべきだ」などの意見が出たという。

 昨年9月の代表選で前原氏を支えた松野頼久元官房副長官のグループも会合を開いた。松野氏は「党が割れずに一致団結し、政権交代可能な二大政党制の一翼を担う政党をつくりたい」と述べた。

 一方、枝野氏は28日、旧社会党系グループを率いる赤松広隆前衆院副議長や民主党政権時代に官房長官として仕えた菅直人元首相とも面会し、代表選に向けた党内情勢などについて話し合った。岡田克也前代表とも電話で意見交換した。