産経ニュース、2017.7.30 21:18更新
http://www.sankei.com/politics/news/170730/plt1707300027-n1.html

 横浜市長選で自民、公明両党が推薦する現職の林文子氏が3選を確実にし、惨敗した東京都議選、仙台市長選に続く3連敗を免れた自民党内には安堵の声が広がった。民進党が事実上の分裂選挙で与野党対決の構図に持ち込めなかったことに救われた側面もある。

 横浜市を地盤とする自民党の鈴木馨祐党青年局長は産経新聞の取材に「この勝利は大きい。政府・与党への厳しい声を感じたが、連敗の流れを止めるきっかけにしたい」と語った。

 公明党の上田勇党政調会長代理(衆院神奈川6区)も「市政全般に関わる実行力が問われる中で、現職の実績に評価をいただいた」と述べた。

 今後も茨城県知事選(8月27日投開票)など地方選が続き、10月には愛媛3区と青森4区で衆院ダブル補選が控える。政権の命運を左右しかねないだけに、与党は総力戦で臨む構えだ。