アメリカの税関で、メキシコから入国しようとした少年が自ら持ち込んだジュースを税関の職員に飲まされて死亡しました。ジュースには薬物が含まれていました。

 容器に入った黄色い液体を口にする少年。中身は「ジュースだ」と主張していましたが、直後にけいれんを起こし、数時間後に死亡しました。カリフォルニア州の税関で2013年、入国審査官がメキシコから来た当時16歳の少年に、かばんに入っていた容器の液体を目の前で飲むよう要求しました。液体には通常の服用量の100倍に上る薬物が含まれていて、少年は中身を知らずに薬物を運ばされていた可能性が指摘されています。家族はアメリカ政府と職員を相手に裁判を起こし、政府は職員の訓練が不十分だったと認めて1億円余りを支払いました。少年が住んでいた場所はアメリカに薬物が持ち込まれる拠点になっているということです。

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