政府が31日まとめたカジノを含む統合型リゾート(IR)の規制案に対し、カジノ業界は失望感をあらわにしている。特にカジノ区域の面積に上限を設ける規制に不満が集中。一つのIR施設で最大1兆円規模との試算もあった投資額は「5000億円に引き下げざるを得ない」との声も上がっている。

カジノ、日本人は現金のみ=依存症対策に入場制限−IR制度で大枠・政府

 「日本政府はIRをビジネスにする気がないのか」。ギャンブル依存症への国民的な不安などを背景に「世界最高水準の規制」を掲げてまとめられた政府案について、外資系IR運営大手の関係者はこう嘆いた。
 カジノ業界が懸念するカジノ区域の面積に上限を設ける規制は、1万5000平方メートルを上限としているシンガポールを参考に決められる見通し。
米IR大手シーザーズ・エンターテイメントの経営幹部は「日本はシンガポールよりもはるかに多くの観光客を集める潜在力がある。本当に必要な大型施設が造れなくなる」と批判した。
 別のIR運営大手はこの規制を前提とした社内調査で、大都市圏を想定した場合の投資総額を「最大1兆円」から「4000億〜5000億円」に引き下げる必要があると試算し直したという。
 業界には、過度な規制がIRの当初の目的である観光振興や地域経済の活性化に水を差す恐れがあると指摘する声が多い。ある関係者は「IR全体に占めるカジノ区域の面積の割合を制限すれば十分ではないか」と、見直しを求めている

https://www.jiji.com/jc/article?k=2017073100883&;g=eco


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