関東地方は、暖かく湿った空気が流れ込んでいる影響で大気の状態が非常に不安定になっていて、
神奈川県で局地的に1時間に120ミリの猛烈な雨が降った。

 1日午後2時過ぎ、神奈川県海老名市の相鉄線かしわ台駅前では強い雨により、くるぶしあたりの深さまで水がたまり、
駅員が対応にあたった。また同駅では、雨が滝のように打ちつけている様子も確認できた。雨は電車の中まで入り込み、
乗客は流れ込んだ水を足をあげるなどしてよけていた。

 関東地方は台風5号周辺からの湿った空気が流れ込み大気の状態が非常に不安定になっている。
神奈川県海老名市では、午後3時までの1時間に県が設置した雨量計で120ミリの猛烈な雨を観測した。

 茅ヶ崎市によると、この雨の影響で一時、1200戸で停電したという。横須賀市でも午後4時50分現在も300戸で停電しているという。
横浜市では市内全域に土砂災害警戒情報が出ていて、金沢区、中区、それに鶴見区など土砂災害のおそれがある地域、
約3000世帯・6350人を対象に避難勧告が出ている。

 また、神奈川県によると、大雨の影響で藤沢市や大和市を流れる引地川で午後4時現在、
氾濫のおそれがある氾濫危険水位を超えている観測点があるという。

 気象庁は、関東地方では1日夜のはじめ頃まで、雷を伴い1時間に60ミリ以上の非常に激しい雨が降るおそれがあるとして、
落雷や突風、河川の氾濫や、低い土地への浸水などに、警戒するよう呼びかけている。

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