去年、光署で発覚した業務上横領事件を巡って関係がないにもかかわらず取り調べを受け、上司から退職を強要されるなどの嫌がらせを受けたとして、県警の40代の警察官が県に500万円の損害賠償を求めて提訴しました。
提訴したのは県警の40代の男性巡査長です。

訴えによりますと、去年9月に光署の会計課の職員が拾得物を着服したとして業務上横領の疑いで逮捕された事件を巡り、職員と親交があった巡査長も取り調べを受けました。
関与はありませんでしたが、預貯金の取り引きや携帯電話の履歴を調べられ、借金があることなどが発覚しました。

その後、巡査長は光署や県警本部の幹部らから「人生をリセットせい」などと退職や降格を強要され、トイレに行くときにも見張りをつけられるなどし、ストレスが原因で「自律神経失調症」を発症したとしています。
そのうえで人格権を侵害され精神的苦痛を受けたとして、県に500万円の損害賠償を求めています。

県警監察官室は「今後の訴訟に影響を及ぼすおそれがあるので、コメントは差し控える」としています。

配信 8/1(火) 12:48
tysテレビ山口
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