[ワシントン 31日 ロイター] - 米ホワイトハウスの広報部長を任命からわずか10日で解任された
アンソニー・スカラムチ氏(53)が、母校ハーバード・ロー・スクールの卒業生名簿で誤って「故人」と
されていることが明らかになり、今週は同氏にとってまさに「最悪の週」となった。

 ワシントンポストとCBSニュースが31日報じたもので、今週卒業生に送付された名簿で、スカラムチ氏の名前の横には、
故人であることを意味するアスタリスクマークが付けられている。同氏は1989年に卒業している。

 この間違いが発覚したのと同じ31日、トランプ大統領はスカラムチ氏を解任。関係筋によれば、米誌ニューヨーカーとの
インタビューでプリーバス首席補佐官を口汚く批判するなどしたことが問題視されたという。

 ハーバード・ロー・スクールは間違いを認め、スカラムチ氏に謝罪した。「間違いは次の版で訂正される」としているが、
なぜミスが起きたかの説明はなかった。

 この名簿は5年ごとに発行され、入手できるのは卒業生だけだという。

毎日新聞 2017年8月1日 10時48分(最終更新 8月1日 15時41分)
https://mainichi.jp/articles/20170801/reu/00m/030/002000c