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被爆二世で東京都に住む人は、半年以上の治療が必要と見込まれる成人病などの医療費の自己負担分が無料に
 東京都が発行している被爆二世の「健康診断受診票」を持つ人が、被爆者の健康管理手当の対象になってい
る障害に該当する病気にかかり、治療に半年以上かかると見込まれる場合、「医療券」の申請ができます。

 被爆二世の医療券を受けられれば、申請した病気の健康保険の使える範囲の医療費の自己負担分が無料になります。
ただし、入院時食事代は自己負担とされています。被爆二世の医療費の助成は、申請を出した月の分からしか助成
されませんので、ご注意ください。

 被爆二世の「医療券」は、都内で健康保険が使える病院や医院、薬局なら、どこでも使えます。
同様の制度があるのは、現在、神奈川県と大阪府吹田市、摂津市です。

都内在住の被爆二世の医療費助成の対象になる11種類の障害とおもな病名

造血機能障害:鉄欠乏性貧血、再生不良性貧血、血小板減少症、白血球減少症など
肝臓機能障害:アルコール性、ウイルス性を除く慢性肝炎・肝硬変・脂肪肝など
細胞増殖機能障害:すべての部位の悪性新生物(がん・白血病)。脳腫瘍だけは良性腫瘍でも認められる場合があります。
内分泌腺機能障害:糖尿病、甲状腺機能低下症、甲状腺腫、甲状腺機能亢進症など
脳血管障害:脳出血・くも膜下出血・脳硬塞など
循環器機能障害:高血圧性心疾患・狭心症・心筋硬塞など
腎臓機能障害:慢性腎炎、ネフローゼ、慢性腎不全、慢性糸球体腎炎など
水晶体混濁による視機能障害:先天性・糖尿病性を除く白内障のみ(手術前に限る)
呼吸器機能障害:肺気腫、間質性肺炎、肺線維症など
運動器機能障害:変形性脊椎症・変形性関節症など
潰瘍による消化器機能障害:胃潰瘍・十二指腸潰瘍・潰瘍性大腸炎

 申請される方は東友会相談所までご相談ください。