米西部モンタナ州の元海兵隊員、マービン・ストロンボさん(93)が、先の大戦中に戦地サイパン島から持ち帰った日章旗を岐阜県の遺族に返還するため8月に訪日する。旧日本兵の遺品の返還活動に取り組み、遺族の特定に協力した米国のNPO「オボンソサエティー」が7月31日までに明らかにした。

 日章旗の持ち主は岐阜県東白川村出身の安江定男さん=享年25歳。ストロンボさんは1944(昭和19)年7月、戦死した安江さんが上着の中に入れていた日章旗を発見し「いつか、しかるべき人に返せるかもしれない」と持ち帰った。

 ストロンボさんは終戦記念日の8月15日、娘や孫らと東白川村を訪問する予定。安江さんの弟の辰也さん(89)ら遺族に、安江さんの最期の様子を直接伝えたいという。(共同)


http://www.sankei.com/life/news/170801/lif1708010043-n1.html
2017.8.1 23:04

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モンタナ州の自宅で日章旗を掲げる元海兵隊員マービン・ストロンボさん(オボンソサエティー提供・共同)