振り込め詐欺など特殊詐欺の今年上半期(1〜6月)の全国の認知件数は8863件で、前年同期より2421件(37・6%)増加したことが警察庁のまとめでわかった。
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 現在の統計になった2010年以降では最多。被害額は前年同期比約13億円減の約186億円で、3年連続で減少した。1回あたりの被害額が少ない架空請求が増えたのが要因とみられる。都市部ではオレオレ詐欺も再び増加しており、警察庁は警戒を強めている。

 類型別では、利用していない有料サイトや動画配信、株などの代金を払わせる架空請求が、前年同期比1063件(66・2%)増の2668件。息子や孫などを装うオレオレ詐欺は940件増の3709件、医療費や税金が戻ると偽る還付金詐欺は424件増の1986件だった。

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