FNNが入手した国有地取引に関する音声データには、問題解明のカギとなるやり取りが収められていた。

 諄子容疑者「損害賠償(請求)もする! だって時間、間に合わへんやん!」

諄子容疑者が「損害賠償」と口にした2016年3月、いったんごみを撤去したはずの小学校建設予定地から、新たなごみが見つかっていた。
それを受け、諄子容疑者は、「小学校の開校が遅れた場合は賠償を求める」と迫った。

 諄子容疑者「帰って、もう! 本当に、もう! あんたらのために、ホンマに損害賠償(請求)や、こんなもんもうええって、帰って、もう!」

こうして交渉は、籠池容疑者側のペースで進んでいった。
国有地をめぐっては、土地に埋まっていた最初のごみ撤去費用として、1億3,200万円を国が負担していたが。

 籠池泰典容疑者「(売却価格は)1億3,000万円がうんぬんというよりも、ぐーんと下げていかなあかんよ」
 近畿財務局・池田 靖国有財産統括官(当時)「理事長がおっしゃる0円に近い金額まで、わたしは、できるだけ努力する作業を今やっています」

結局、契約は、国が支払った1億3,200万円と同額程度の1億3,400万円で成立。
つまり、売却価格ありきで交渉が行われ、8億円の値引きは、つじつま合わせだった可能性がある。

捜査関係者は「近畿財務局(国側)は、開校が遅れた場合の訴訟リスクを避けるため、破格で早期の売買を行った可能性がある」としている。
大阪地検特捜部も、こうした経緯を把握していて、近畿財務局職員の背任容疑について、慎重に捜査している。

 (※詳細・全文は引用元へ→ FNNフジテレビ 08/03 01:22)
http://www.fnn-news.com/news/headlines/articles/CONN00366178.html
「鬼!無責任!」の箇所はソース元映像音声で確認