http://www3.nhk.or.jp/news/html/20170805/k10011088521000.html?utm_int=news_contents_news-main_002

鹿児島県瀬戸内町によりますと、午前10時半現在、台風5号による大雨で、町内の渡連地区、安脚場地区の合わせて3棟の商店や住宅で床上が水につかる被害が出ているということです。
このほか、渡連地区では3棟で床下が水につかる被害が出ているということです。また、大雨の降っていた明け方には役場の周辺も含め、町内の広い範囲で道路の冠水が確認されたということです。

鹿児島県の奄美大島にあり、避難指示が出されている瀬戸内町に住む津留光幸さん(43)によりますと、午前11時ごろ、瀬戸内町役場がある古仁屋地区では、降り続く雨で道路がひざ下ぐらいまで冠水したということです。道路では、前に進めなくなった車が出て、次々と引き返していたと話していました。

瀬戸内町では横なぐりの雨がたたきつけるように降っていて、前がほとんど見えない状態だということです。

津留さんは「毎年、台風は来ますが、こんなに道路が冠水するのは初めてです。今後、土砂災害が起きて道路が寸断されないか心配です」と話していました。

道路冠水の写真が複数投稿

インターネットのツイッターには、奄美大島の道路が冠水している写真が複数投稿されています。

このうち、避難指示が出されている奄美大島の瀬戸内町の古仁屋地区で撮影されたという写真には、住宅の前の道路が冠水し、車のタイヤが水につかっている様子が映されています。

また、奄美大島の住用町の西仲間地区で撮影されたと見られる写真では、道路一面が茶色く濁った水で冠水している様子が確認できます。

加計呂麻島で土砂崩れ

奄美大島の南にある加計呂麻島で5日午前9時ごろに視聴者が撮影した写真では、県道沿いで土砂崩れが起き、土砂や木が道路を覆っている様子が確認できます。

撮影した男性によりますと、斜面が幅およそ5メートルにわたって崩れ、土砂は斜面の反対側のガードレールまで達していて、通行できない状態だったということです。

男性は「滝のような雨が長時間にわたって降り続けた」と話しています。

8月5日 13時21分