大手通販サイト「ゾゾタウン」に虚偽の会員登録をして商品を注文したとして、大阪府警サイバー犯罪対策課は3日、私電磁的記録不正作出・同供用の疑いで、府内の会社員の少年(18)を逮捕し、高校2年の男子生徒(16)を書類送検したと発表した。2人は実在するマンションの住所と住人の名字以外は虚偽の情報で同サイトに会員登録し、支払いを最大2カ月間猶予できる「ツケ払い」制度を使って購入していた。

 逮捕容疑は2月下旬、ゾゾタウンに他人の住所と虚偽の氏名などを登録し、スニーカーなど3点(約4万円相当)を注文したなどとしている。少年は「転売して金を稼ごうと思った」と容疑を認めている。同課によると、少年は中学時代の後輩だった男子生徒に指示し、実在するマンションの住所と住人の名字を用意させたという。

 配達時間を指定した上で男子生徒がマンションのエントランス近くで配達員を待ち構え、「母親へのプレゼントなので、びっくりさせたい」などと偽って受け取っていた。住所を利用された女性に請求書が届いて発覚した。

http://www.itmedia.co.jp/news/spv/1708/07/news048_0.html