自粛
自粛(じしゅく)とは、自ら進んで行動、態度を慎むことである。自戒、自重、自主規制などの類義語がある。

海外における自粛の概念
基本的に、諸外国では自粛という概念を持つ国は少数である。特に先進国では、上記の昭和天皇の闘病時の自粛活動に違和感を持つ報道が目立った。また、自粛に合致する単語も存在しない。
海外では個人の活動、行動は個人が考え、管理する問題であり、日本のようにみんなで行動を制限することは、ほとんど例がない。

用法
冒頭に書くとおり、「自粛」とは自分から進んで行動を慎むことであり、他人から行動を慎むよう指図することは「制限」というのが正しく、それを法令や規則で行うことは「規制」という。
そのため、「自粛しろ」という言い方は正しくない。特に大きな不幸、不祥事が起こった際に、相手に対して制限する際に誤用されることが多い。
また、自粛はあくまでも自己の努力目標でしかなく、他人が強制、強要するものではない。いたずらに「自粛しろ」と制限を行うことは強要罪に当たる恐れもあるので、このような行動は「自重」することが望ましい。