http://www3.nhk.or.jp/news/html/20170808/k10011092801000.html?utm_int=news-new_contents_list-items_004

神奈川県は、県内で行われる防災訓練に輸送機・オスプレイを参加させたいという意向を在日アメリカ海軍から示されていましたが、安全性を不安視する住民の声があるなどとして、来月1日の防災の日の訓練へのオスプレイの参加を見送ることを決めました。

ことし3月、在日アメリカ海軍の当時の司令官が神奈川県の黒岩知事に対し県内で行われる防災訓練に輸送機・オスプレイを参加させたいという意向を示し、知事は「慎重に検討したい」と対応していました。

来月1日の防災の日には、小田原市で消防や警察、自衛隊、それに在日アメリカ軍なども参加する大規模な防災訓練が予定されていますが、県はこの訓練へのオスプレイの参加について、安全性を不安視する住民の声があるなどとして見送ることを決めました。

オスプレイは、これまでに和歌山県や長崎県佐世保市の防災訓練に参加していますが、去年12月に沖縄県沖で不時着して大破する事故が起きたほか今月5日にもオーストラリアの沖合で訓練中に墜落する事故を起こしたばかりで、政府が日本国内での飛行の自粛を申し入れていました。

8月8日 12時39分