>>41 面白い。
物神の頂点である、貨幣というものについて考察して、それを「殺してみせる」
という過程を理論化した、マルクス理論というものがある。
マルクス主義とは、「神殺し」の理論でもあるわけだ。
欧米では、「無神論=マルクス主義者」と捉えられて警戒されやすいね。
そしてマルクスの理論が実際に実現した共産主義国家は、ソ連70年の実験を経て崩壊してしまった。
共産主義は無神論というひとつの「宗教」のようであり、無神論を基底に持ちながら、
共産主義への信仰なくしては、成立しないようなものでしかなかった。
そして実際の共産主義国家では、トップを占める書記長などへの個人崇拝が強制され、
それはさながらカリスマに支配される新興宗教のようであった。
人は神や宗教から逃れられないのかもしれないね。