気象庁は、長野県と岐阜県にまたがる北アルプスの焼岳で小規模な噴気を確認したと発表し、
今後、噴気が再び発生する可能性があるとともに火山ガスが噴出している可能性もあるとして、
注意を呼びかけています。

気象庁地震火山部によりますと、焼岳で、9日夜11時50分ごろから10日午前2時ごろにかけて
空振を伴う地震を6回観測し、この時間帯に監視カメラによって山頂の西側およそ400メートル付近の山腹で
小規模な白い噴気を確認したということです。

その後、噴気は次第に弱まり午前3時以降は観測されていませんが、
気象庁は、火山活動の変化について引き続き注視しているということです。

気象庁は、焼岳の噴火警戒レベルについて「活火山であることに留意」を示すレベル1を継続したうえで、
今後、再び噴気が発生する可能性があるとともに、火山ガスが噴出している可能性もあるとして、
注意を呼びかけています。

焼岳のある長野県松本市では、今のところ登山ルートの規制などは検討していないということですが、
登山客の安全を確保するため、山の西側の岐阜県高山市などとも協議して
注意を呼びかけるための対応を検討したいとしています。
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20170810/K10011095391_1708100707_1708100708_01_02.jpg

以下ソース:NHK 8月10日 7時39分
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20170810/k10011095391000.html