11日のシドニー外国為替市場は円がドルに対して上昇して一時、約2カ月ぶりの円高ドル安水準となる1ドル=108円91銭をつけた。

 北朝鮮を巡る国際情勢の緊迫化を受けて投資家がリスクを回避する姿勢を強め、比較的安全な通貨とされる円を買い、ドルを売る動きが優勢となった。

 市場関係者は「中国などのアジア株が下落したことも、円買いドル売りの動きを後押しした」と説明した。

 日本時間午後0時55分現在は、1ドル=108円90銭〜109円ちょうどをつけた。ユーロは1ユーロ=128円22〜32銭、同1.1769〜79ドル。[共同]


配信2017/8/11 13:02
日本経済新聞
http://www.nikkei.com/article/DGXLAS0040004_R10C17A8000000/