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南米ベネズエラのマドゥーロ大統領は10日、みずからが招集した「制憲議会」で初めて演説し、自身への制裁などでマドゥーロ政権への圧力を強めるアメリカのトランプ大統領に対し、直接対話を呼びかけました。

ベネズエラでは先月30日、マドゥーロ大統領が現在ある議会とは別に、新たな憲法を制定する「制憲議会」の選挙を強行し、野党側がボイコットしたことから、メンバーは大統領派で占められるなど、大統領の独裁色が強まっています。

こうした中、マドゥーロ大統領は10日、首都カラカスの議会議事堂で開かれた「制憲議会」で初めて演説し、自身や閣僚に対して制裁を科すと発表するなど、マドゥーロ政権への圧力を強めるアメリカのトランプ大統領に対し、「ベネズエラにそこまで興味があるなら私はここにいる」と述べ、直接対話を呼びかけました。

また、マドゥーロ大統領は「私は制憲議会が国のすべての権力を有すると認めている。大統領たる私も服従する」と述べ、「制憲議会は承認できない」などと非難の声を上げている中南米各国をけん制するとともに、制憲議会が最高の権力機関だと国内外に誇示しました。

8月11日 13時30分

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