>>「衣服を脱ぐ」

Q)どうして「衣服を脱ぐ」のが対策になるの?
A)放射性降下物が衣服に付着した場合のことだと思います。
 部屋の中にいれば関係ないです。
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★米公式文書:核戦争生き残り戦術 
1987年更新版 クレッソン・ケアニー著
http://www.homelandcivildefense.org/nwss/nwss.pdf
Nuclear War Survival Skills
Updated and Expanded 1987 Edition Cresson H. Kearny
With Foreword by Dr. Edward Teller

第一章 核兵器の危険性:神話と事実

ロシアと米国で全面核戦争は歴史上最悪の惨事となるだろう。悲劇として大きすぎて考えたくもない。
しかしだからといって地球から人類が死滅することとはかけ離れている。核兵器による危険性は
色々な理由で歪められ誇張されている。これらの誇張は神話を異常なものにしてきた。
そして何百万の米国人はそれを信じてしまっている。
(中略)。我々はこれらの神話の中で最も有害なものを検証していきたい。

chapter1. The Dangers from Nuclear Weapons: Myths and Facts

An all-out nuclear war between Russia and the United States would be
the worst catastrophe in history, a tragedy so huge it is difficult to comprehend.
Even so, it would be farfrom the end of human life on earth. The dangers from nuclear weapons have
been distorted and exaggerated, for varied reasons.These exaggerations have become demoralizing
myths. believed by millions, of Americans.

we will examine the most harmful of the myths about nuclear war dangers,
along with some of the grim facts.

■神話:核戦争による放射性降下物は大気や環境の全てを汚染する。それは全員を死なせるものだ。
 (これは『渚にて』という映画の歪んだメッセージであり多くの似たような似非科学小説や記事にもなっている)

■事実:核兵器が爆発してその火球が地面に達するほど地面に近いとクレーターが作られる。クレーターからの
 数千トンの土を粉々にする。数千トンの粒子はきのこ状の雲になり数マイルの高さになる。
 これらの放射性粒子はその後きのこ雲から下に落ちてくる。
  それぞれの粒子は継続して見えない放射線を出し続ける。それはまるで小さいX線装置のように。
 きのこ雲の中にいたときも、降下中も、地面に落ちた時も。降下中の放射性粒子は風に運ばれていく。
 大半の重い粒子は最初に地面に到達する。爆発地点の近くで。小さい粒子は風にのって数万マイル運ばれる。
 爆発地点の近くではシェルターに入る必要があるほど高い濃度で堆積される。堆積は2〜3時間で終了する。
  最も小さい降下粒子、人間の肺に入ってしまうほど小さい、は肉眼では見えない。これらの小さな粒子は
 降下速度が遅く地面に到達するのに数週間から数年を要する。かなり広い範囲に広がりそして放射性崩壊により
 それらの粒子の危険が下がっていく。
  生物にとって幸いなことに、それら放射線の危険は時が経つにつれて減っていく。放射線崩壊は最初は
 速くだんだん遅くなる。被爆量(1時間当たりに受ける放射線量)もそれにつれて下がっていく(図1.2)。
 48時間で1000レントゲン毎時が10レントゲン毎時になる(1000レントゲン毎時もの高い数字は
 濃度が極めて高い場所に限られる)。
  2週間で1レントゲン毎時まで減る。天候にも依存する。例えば雨が降ると植物や家からから降下物を洗い
 地面に近くなる。2週間たてばほとんどのシェルターから出ることができる。いつ安全かをしるためには
 信頼できる計測器を用意しておくとよい。450レントゲン浴びると半数が亡くなるとされている。
 最近の研究ではもっと少ないとされている。おそらく350レントゲン浴びた人は数日で死亡するだろう。

  被爆した広島、長崎市民で後遺症で苦しんだのは非常に小さな割合だ。