>>191
>そもそも消費低迷の原因こそインフレ政策そのものである。
>消費動向調査の消費者の物価予測で消費マインドは明らかだろ。

ま、安倍や日銀のようなインタゲ派の理屈は、インフレになればインフレになると思えばみんなカネを使おうとするだろうというものなわけで、

一見ざっくり一般化して考えるとそれは正しいと言えば正しいが、
今の時代のように所得格差が拡大し、中間層が没落してる資本主義の末期的段階においては、もはや単純には当てはまらないだろうな。

なぜなら、所得格差が拡大し、大多数の庶民・大衆層(≒大量消費層)が経済的に困窮しつつある時代、

一握りのカネがある層にはとってはたしかにインタゲは有効だが、カネの無い層とってはまさに逆効果にしかならないから。

カネがある奴は、そりゃインフレになるかもとなればすぐに消費するなり投資するなりするだろうが、

大多数の庶民・大衆層は、給料も上がらず、非正規じゃいつ首になるかもわからず、また社会保障負担も増大し、将来不安も高まる中、

今後インフレになるかもしれないとなれば、逆にインフレに備え、カネを節約しようとするから。

そもそも金持ちと違い、余剰資金≒貯蓄なんてほぼほぼないんだから、日々の生活の消費を抑制し、将来のインフレに備えようとするのは当然の行動。

だが、庶民・大衆層は、言うまでもなく人口が多い。結局彼らが内需の主体である以上、彼らの将来のインフレに備えた節約行動は内需を低迷させる。

一方、金持ちなんて所詮少数者であり、元々消費性向も低い以上、そして昨今の新自由主義という資本主義の末期的暴走により、

いくらインフレになるかも?と消費や投資に動いても、たかだか知れてるし、所詮金融市場で、投機市場で、金持同士の間でカネのキャッチボールがなされるに過ぎず、

庶民・大衆層には一向に流れてこない以上(トリクルダウンなんて幻想)、インフレ政策がデフレを招くという逆説は、今の経済構造おいては真理だろうな。