【ロサンゼルス=田原徳容】トランプ米大統領は11日、周辺海域が北朝鮮による弾道ミサイル発射計画の対象となっている米領グアムのカルボ知事に電話し、「我々は1000%、みなさんと共にある」などと述べ、グアム住民らの安全確保に自信を示した。

カルボ氏が同日、トランプ氏との電話でのやりとりをフェイスブックで公開した。トランプ氏は「みなさんは安全だ。あいさつの電話をしたかっただけだ。元気かい?」と陽気に切り出した。

また、グアム当局は同日、北朝鮮の弾道ミサイル発射計画を受け、緊急時の対応などに関する住民向けの指針を発表した。自宅や職場などからの避難場所リストの作成を呼びかけたほか、ミサイルに核弾頭が搭載された場合を想定し、警報発令時には放射性物質の影響を避けるため、建物内にとどまることを指示した。爆発時に、閃光せんこうを見ないことなども求めた。

2017年08月12日 23時23分
YOMIURI ONLINE
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