★日本人は北朝鮮の核攻撃に備えよ/コリア・レポート編集長 辺 真一

核は日本に使われる

問 ただ、アメリカも日本と韓国のことを考えれば、そう簡単には北朝鮮を攻撃できないのではないでしょうか。
辺 アメリカの安全保障は、アメリカ自身で守らねばならない。まして、トランプ氏は「アメリカファースト」を掲げる大統領です。
日本や韓国に構いはしないでしょう。同盟国だから一言断りがあってしかるべきだと思ったら大間違いです。
そんなことをすれば、北朝鮮に作戦が伝わってしまう。アメリカの北朝鮮に対する攻撃は、ある日突然の先制奇襲攻撃に限ります。
 肝は、8月中旬に行われる米韓合同軍事演習。これが中止となれば、危機は去ったと見て良いでしょう。
もし遂行された場合、そのまま北朝鮮へ突撃する可能性もあります。かつてアメリカが行ったパナマ侵攻もグレナダ侵攻も、
軍事演習という名目のまま行われましたからね。
問 北朝鮮が核を使う可能性はあるのでしょうか。
辺 アメリカ国家情報局の局長が議会で「北朝鮮は敗戦寸前にならなければ核を使用しないだろう」との予測を述べています。
裏を返せば、絶体絶命の危機に陥れば使うわけです。
 だからこそ、北朝鮮にレッドラインであるICBMを撃たせてはなりません。仮にそうなった場合、
アメリカは叩きます。そうなれば北朝鮮の敗戦は必至。金正恩氏が命の危険を感じた時、核のボタンが押されるでしょう。
 ただ、ICBMが完備されていない以上、アメリカには核を落とせません。隣国の韓国には核を使うまでもない。
すると、どこに使うか。日本ですよ。北朝鮮が、米軍の後方基地である日本を真っ先に叩くのは当然です。
問 日本国民が取るべき策はありますか。
辺 8月中旬に米韓合同軍事演習を行うとの発表があったら、在日米軍基地、自衛隊基地、飛行場、港湾、
そして大都市圏に近づかないことです。結論的には田舎に逃げるしかない。いずれにせよ、北朝鮮からの核攻撃を覚悟された方が良いでしょう。

http://kigyoka.com/news/magazine/magazine_20170807.html