>>730
ちょっと自己レスして付け加えるけど、
産業革命=近代化の何がすばらしいかというと、
底辺層まで経済に参加できて、社会全体で「科学実験」をやってしまったということ
これは人類が発明したさまざまなものの中でも、トップ10に入るレベル
いわゆる「資本主義・自由主義経済」と呼ばれるものがそれにあたる

この時期の英国は、実に多くの事業者が現れ、そして消えていった
こうした中から、新しい技術が生まれていった
驚くべきことは、その成果が物理学などにフィードバックされたということ
そのため、19世紀初頭の英国は、欧州が不安定化していたこともあって、
物理学が飛躍的に発展した

このパターンを現代に当てはめると、注目されるのが、
・生命科学
・ナノテクノロジー
・宇宙開発
と言った分野
これらは応用面での期待が強い上に、基礎研究へのフィードバックも期待される
例えば量子コンピューターは、量子力学の専門家の間でも、さまざまな議論がなされている

最近、AIが流行語のようになっているが、
AIに期待されている経済効果は、やや誇大評価
一方で脳の研究などへのフィードバックは大いに期待できる
AIが悪いというのではなく、それはどんどん事業化を進めるなどしていくことによって、
結果的に科学へのフィードバックが期待できるという点で重要である