※続きです

■ 大量の占拠スペースに経済的事情、趣味はバランスを考えてほどほどに

そんな我が家の静かなるガンプラ戦争も、ある日突然終わりを迎える。
リビングを占拠するガンダムたちがいかなる兵器をもってしても太刀打ちできない、”コドモの逆襲”がはじまったからだ。
成長とともに行動範囲や興味の対象が広がるものの、まだ「ダメよ」が通じない0歳児。
モビルスーツに手を伸ばし、スチールラックから箱を引っ張り出し、飾り棚をガンガン叩くとやりたい放題。
これにはさすがの元夫も完全降伏したようで、「トランクルームを借りてきた」とすべてを撤収したのである。

それから2年ほどで離婚しているため、ガンプラたちのその後は知らないが、占拠スペース以外にも、経済事情や掃除の負担など、いくら夫の趣味と言えども、妻には諸手を挙げて受け入れられない事情があることはお分かりいただけたでしょうか。
ガンプラ趣味やコレクション癖が悪いわけじゃない。理解だって示したい。
でも、趣味と家庭や家計とのバランスが崩れた瞬間、そんな思いは吹き飛んでしまうのだ。

※以上です