高度上空の核爆発で起きる「電気がない世界」の恐怖
2017年05月24日
http://www.yomiuri.co.jp/fukayomi/ichiran/20170523-OYT8T50051.html
ソース元推奨、記事より一部抜粋
電磁パルス攻撃は「現実の脅威」
 「一発の核爆弾が我が国上空のはるかな高さで爆発することで、電力供給網と死活的に重要なインフラが崩壊し、
何百万もの生命が危険にさらされる。北朝鮮が核弾頭搭載可能なミサイルを持ち、
イランも保有に近づく現状を見れば、電磁パルス攻撃は理論上の懸念ではなく、現実の脅威である」――。
 先に挙げた04年の議会報告書は、全米規模の電力システム崩壊があった場合、復旧には数年を要し、
食料や燃料、医薬品などあらゆる物資の欠乏と衛生確保が困難になることから飢餓と疫病は免れず、
人口3億人余りの米国で「1年後には90%が死亡している」と予測している。
保有する核弾頭の数が限られている国や独自には核開発能力を持たないテロ組織にとって、
小型核一発でも相手国に致命的打撃を与える可能性がある電磁パルス攻撃は、効果的な攻撃方法の一つとみることもできる。