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大企業が儲ければ中小企業、零細産業にも金が回るという理屈だよな。そんな産業構造が
全体の何％かを検証しないで企業減税を進めた。一方、助成金で中小企業に金を注ぎ込んだ。
いずれもそれなりの効果があったが、個々の企業は大きく成長しなかった。企業の吸収合併に
よる規模の拡大が進まず、効率の悪い産業構造が以前として残っている。それに、新技術による
規模の拡大も進んでいない。打って出ると東芝みたいに経営者の能力不足で失敗する。
大企業の護りの力が強すぎて、大企業の企業経営力の強化と効率化、産業全体の分業と協業が
進んでいないことが問題。要は大企業の抱え込み体質。それに伴うトップの成長に向けた
経営能力の欠如。これって、数年の産業政策ではどうしようもない問題。財政、金融が経産と
文科と一緒になってようやく解決できる問題。