http://www3.nhk.or.jp/news/html/20170814/k10011099181000.html?utm_int=news-new_contents_list-items_003

北朝鮮がアメリカのグアム島周辺に向けて中距離弾道ミサイルを発射する計画を検討しているとする中、グアムのカルボ知事が14日、NHKのインタビューに応じ、不測の事態に備えて安全の確保に全力を挙げる考えを強調しました。

このなかで、カルボ知事は「グアム当局はアメリカ軍だけでなく、日本や韓国などとも連携して対応に当たっている。住民には正しい情報を提供したい」と述べ、不測の事態に備えて安全の確保に全力を挙げる考えを強調しました。

また、トランプ大統領とも先週末に電話で協議したとしたうえで、「大統領からは『すべてはコントロールされた状況下にあり、グアムは安全だ。100%ではなく、1000%安全だ』と伝えられた」と述べ、トランプ大統領がグアムの安全確保に自信を示していたことを明らかにしました。

一方で、カルボ知事は「北朝鮮が戦争を起こすかのように騒ぎ立て続けると誰も休暇を過ごしに来なくなる」と述べて、グアムの主要産業である観光業に深刻な影響が及びかねないと懸念を示しました。そのうえで、「すべての国のリーダーが協力して、北朝鮮に考えを変えるよう説得することが重要だ」と強調し、北朝鮮が実際にグアムに向けてミサイルを発射する事態を防ぐため国際社会が結束して対処するよう訴えました。

8月14日 13時14分