8月15日 4時02分
終戦から72年を迎える15日、およそ310万人の戦没者を追悼し、平和について考える集会や催しが全国各地で開かれます。
このうち、東京の日本武道館では政府主催の全国戦没者追悼式が開かれ、戦争で亡くなった人の遺族などおよそ5700人が参列する予定です。式典では、安倍総理大臣が式辞を述べ、正午の時報に合わせて全員で1分間の黙とうをささげます。そして、天皇陛下がお言葉を述べられたあと、参列者が式壇に菊の花を手向けて、およそ310万人の戦没者を追悼します。

終戦から72年を迎えて遺族の高齢化が進んでいて、参列を予定している遺族の78%は70歳以上となっています。参列する戦没者の妻はこれまでで最も少ない6人で、最年長の101歳の女性は、沖縄戦で戦死した夫のために都内から家族に付き添われて参列する予定です。また、戦争の体験を若い世代にも知ってもらおうと、すべての都道府県から18歳未満の合わせて123人が式典に参列します。

15日はこのほかにも、遺族の団体や自治体が式典を開くなど、戦没者を悼み、平和について考える集会や催しが全国各地で開かれます。

http://www3.nhk.or.jp/news/html/20170815/k10011099821000.html?utm_int=news-new_contents_list-items_014
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