15日午前の東京外国為替市場で円相場は下げ幅を広げている。10時時点で1ドル=110円19〜22銭と前日17時時点に比べ45銭の円安・ドル高水準で推移している。

米ウォール・ストリート・ジャーナル紙が北朝鮮の国営メディアの話として「米領グアムへのミサイル攻撃を見合わせると決めた」と報じた。北朝鮮情勢への警戒感が一段と後退し、投資家心理が改善したことで、日経平均株価の上昇に歩調を合わせる形で円を売る動きが出た。時間外取引での米長期金利の上昇も日米金利差の拡大を意識した円売り・ドル買いを促したようだ。

きょうは事業法人の決済が集中する「5・10日(ごとおび)」にあたるため、10時前の中値決済に向けて国内輸入企業による円売り・ドル買い注文も膨らみやすかった側面もある。

円は対ユーロで下げに転じた。10時時点では1ユーロ=129円85〜88銭と同28銭の円安・ユーロ高水準で推移している。対ドルでの円売りが膨らむにつれて対ユーロでも円が売られた。

ユーロは対ドルで反落している。10時時点では1ユーロ=1.1782〜85ドルと同0.0025ドルのユーロ安・ドル高水準で取引されている。〔日経QUICKニュース(NQN)〕

配信2017/8/15 10:17
日本経済新聞
http://www.nikkei.com/article/DGXLASS0IMF03_V10C17A8000000/

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