2017年08月15日 13時04分
72回目の終戦の日を迎えた15日、政府主催の全国戦没者追悼式が、東京都千代田区の日本武道館で開かれた。

 天皇、皇后両陛下をお迎えし、戦没者の遺族や安倍首相ら各界の代表者など約6400人が参列。先の大戦で犠牲となった約310万人を追悼した。

 正午の時報に合わせて参列者全員で1分間、黙とうをささげた後、天皇陛下が「過去を顧み、深い反省とともに、戦争の惨禍が再び繰り返されないことを切に願い、戦陣に散り戦禍に倒れた人々に心から追悼の意を表します」と述べられた。陛下が追悼式で「深い反省」という表現を使われるのは、戦後70年の2015年以降、3年連続。

 安倍首相は「今の平和と繁栄は、皆様の尊い犠牲の上に築かれたものであり、私たちはそのことを一時も忘れることはありません」と平和と繁栄に尽くすことを誓った。

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