南米エクアドルの世界遺産ガラパゴス諸島沖の海洋保護区で、保護対象の海洋生物約300トンを積んだ中国船が拿捕(だほ)された。国際自然保護連合(IUCN)の絶滅危惧種リスト(レッドリスト)に掲載されているシュモクザメも含まれていたという。スペイン通信が14日、伝えた。

 中国船には約20人が乗っており、ガラパゴス国立公園事務所は「海洋保護区で拿捕された船としては過去最大」としている。

 中国船は13日夜、諸島東端に位置するサンクリストバル島の東約64キロ沖で拿捕された。希少生物の密漁の罪に問われれば、最大で禁錮3年が科される可能性があるという。

http://www.sankei.com/life/news/170815/lif1708150033-n1.html
2017.8.15 13:55