http://www3.nhk.or.jp/news/html/20170815/k10011100991000.html?utm_int=news-new_contents_list-items_004

北朝鮮がアメリカのグアム島周辺に向けた中距離弾道ミサイルの発射を検討しているとする中、グアム島で15日正午すぎ、地元の2つのラジオ局が島に脅威が差し迫っていることを示す緊急の警報を誤って放送し、一時騒ぎとなりました。

グアムにあるアメリカの国土安全保障局のオフィスによりますと、15日正午すぎ、地元の2つのラジオ局が島への攻撃や差し迫った脅威が生じた時に市民に危険を知らせる緊急の警報を誤って放送しました。

グアムでは北朝鮮がグアム島周辺に向けて中距離弾道ミサイルを発射する計画を検討していると発表したあと、カルボ知事が声明を発表し、住民に冷静な対応を呼びかけていましたが、警報の放送を受けて市民からの警察への問い合わせが相次ぐなど、一時騒ぎとなったということです。

放送は、当局の指示とは無関係にラジオ局がテストを行おうとした際の人為的なミスだったということで、国土安全保障局は「脅威のレベルに変化はない。市民の平穏は保たれている」と改めて強調するとともに、今後、人為的なミスが起きないようラジオ局に協力していくとしています。

8月15日 22時02分

http://www3.nhk.or.jp/news/html/20170815/K10011100991_1708152156_1708152202_01_02.jpg