今年1〜6月のニセ電話詐欺の被害額が約2億6731万円に上ることが県警のまとめで分かった。昨年同期比で約1億9352万円の減。一方で、既遂の被害認知件数は昨年同期比1件増の183件と依然として高止まりしており、県警は「だまされたふり作戦」での摘発強化や金融機関などとの連携で対策を進めている。

 被害件数の内訳は、オレオレ詐欺が100件(昨年同期比36件増)、架空請求詐欺が53件(同20件減)、還付金詐欺などが19件(同17件減)で、この3類型で全体の9割以上を占めた。

 県警によると、有料サイトの未納料金があるとして、コンビニエンスストアなどで販売しているプリペイドカード式の電子マネーで支払わせる詐欺や、警察官や銀行員などを名乗ってキャッシュカードを取りに来る犯行形態が増えているという。県警は「『プリペイドカード型電子マネーで料金を払え』『キャッシュカードを預かる』は全て詐欺だ」と注意を呼びかけている。

http://www.sankei.com/region/news/170815/rgn1708150014-n1.html
2017.8.15 07:08