黙示録より

見よ、白い馬が現れた。それに乗っている方は、「誠実」および「真実」と呼ばれて、
正義をもって裁き、また戦われる。その目は燃え盛る炎のようで、頭には多くの王冠があった。
この方には、自分のほかはだれも知らない名が記されていた。また、
血に染まった衣を身にまとっており、その名は「神の言葉」と呼ばれた。そして、
天の軍勢が白い馬に乗り、白く清い麻の布をまとってこの方に従っていた。
この方の口からは、鋭い剣が出ている。諸国の民をそれで打ち倒すのである。また、
自ら鉄の杖で彼らを治める。この方はぶどう酒の搾り桶を踏むが、これには
全能者である神の激しい怒りが込められている。