華僑つうのは、福建省あたりから移民として流入したという面があるが、
植民地支配を図る英国が、現地民を分割統治する上で、異民族を間に挟むことで、
怒りの対象を管理したという側面がある
マハティールが、よそから中国人やインド人を勝手に連れてきやがってと、欧米への怒りを口にしたことがある
だから独立したら華僑は忌み嫌われて追放されたり、長らく自民族優遇政策により排斥されてきた
だから華僑はマレーシアから叩き出されて、リー・クアン・ユーが苦渋の決意でシンガポール建国に踏み出しただろ
マレーシアからすりゃ本来ならそのシンガポールすら、華僑に分け与える立場にはないからな
華僑というのは、日本への怒りを口にする前に、欧米帝国主義者の走狗として現地民の支配に協力してきたことへの
反省から始めるのが筋だろう
現地民が、欧米の支配の方が日本の統治よりもましだったなどと口にすることもあるが、
それは支配体制が確立してから年月が経ったからだ
最初の支配の段階では凄まじい暴虐行為を伴ってるのは当然だろう
英国のインド支配、オランダのインドネシア支配、アメリカによるスペインからのフィリピン強奪支配などは、
おぞましい虐殺や蹂躙行為が繰り広げられたが、支配が長くなればそんな記憶は消えてなくなったからにすぎない
その現状が力で変更されるなら、荒っぽい行為を伴うのも致し方ない
でなければ現地の独立もまた実現し得てない。